先週1/24-1/26までイタリア、フィレンツェで行われていた糸の展示会PITTI FILATIにお仕事で行ってきました。
PITTIといえば、皆さんも一度は聞いた事があるであろうPITTI UOMOは有名ですよね。
私も数回行った事ありますが、世界中のおしゃれでダンディなメンズの方々が集まるので、展示会の内容よりも展示会に来られている方々に目が釘付けになった覚えがあります。
それはさておき・・・・
Filatiとは日本語で糸ですが、その名の通りニットに使われる糸の展示会で、内容は来年の2019年春夏用となっております。
ニットと言えば何があっても糸がとっても大事、糸一つでニットの表情って変化します。
こんな私も昔はニットデザイナーの端くれだったので、アテンドする側ではありますが、糸に関われる事を嬉しく思っています。
この頃、世の中はエコに向かっていると思うのですが、糸の世界も随分前から環境に気を使い始めていました。
この頃は圧倒的にオーガニックな物(羊の育つ環境からエコ)や環境に配慮して土に返る素材を使用したり、珍しい所では紙素材、和紙などで糸が開発されたりと、とにかくエコ尽くしです。
こういう事は大きな企業から働きかけていかない限りは消費者までに伝わりづらいと思います。
実際エコの糸は通常の物よりお値段もお高く、製品になったとしても、それを手に取る方は多分それなりのお金を持っている方。
なかなか一般的に落とし込むには時間がかかりますが、将来的にはこのような意識が皆で出来ればいいのになぁ。とつくづく感じた展示会なのでした。